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【読書MEMO】「自分の中に毒を持て」岡本太郎

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【この記事は読書MEMOです】

岡本太郎:「自分の中に毒を持て」

 

率直な感想:「日本語とは、これほどまで、力強かったのか?」

※ハイライトした箇所を、読書MEMOとして、一部抜粋しています。

意外な発想を持たないとあなたの価値はない  ー迷ったら、危険な道に賭けるんだー

 

失敗したっていいじゃないか。不成功を恐れてはいけない。人間の大部分の人々が成功しないのが普通なんだ。パーセンテージの問題でいえば、その九九%が成功していないだろう。

しかし、挑戦した上での不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とではまったく天地のへだたりがある。

 

人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。

夢がたとえ成就しなかったとしても、精一杯挑戦した、それで爽やかだ。

 

みんな、やってみもしないで、最初から引っ込んでしまう。危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。

 

ほんとうに生きるということは、自分で自分を崖から突き落とし、自分自身と闘って、運命をきりひらいていくことなんだ。

 

人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。いのちをかけて運命と対決するのだ。そのとき、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、また敵なのである。

 

システムの中で安全にすることばかり考え、危険に体当りしてい生きがいを貫こうとすることは稀である。自分を大事にしようとするから、逆に生きがいを失ってしまうんだ。

 

わが人生、他と比較して自分を決めるなどというような卑しいことはやらない。ただ自分の信じていること、正しいと思うことに、わき目もふらず突き進めだけだ。

 

自信なんていうのは相対的価値観だ。
“ぼくだったらこうする”と言うだけだ。それに共感する人、反発する人、それはご自由だ。

 

内気な人の表現力が、派手にチャカチャカふるまう人より強い印象を与えることもある。口ベタの説得力ってものもある。

 

友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分を貫いていけば、ほんとうの意味でみんなによろこばれる人間になれる。

 

 

個性は出し方 薬になるか毒になるか ー他人と同じに生きていると自己嫌悪に陥るだけー

 

人間は必ずしも成功することがよろこびであり大事なのではない。闘って、後にくずれる。その絶望と憤りの中に、強烈な人生が彩られることもある。

 

ぼくはこういう制約の多いところでこそ自分のしたいことをするのがほんとうの行動になると思う。むしろ社会や周囲の全部が否定的であればあるほど行動を起こす。

 

激しく挑みつづけても、世の中は変わらない。
しかし、世の中は変わらなくても自分自身は変わる。

 

 

相手の中から引き出す自分それが愛 ーほんとうの相手をつかむ愛しかた愛されかたー

 

ヨーロッパのふつうの家庭では、娘は二十歳を過ぎると、部屋を借りて独立する。また一七、一八歳でも仕事を見つけて働き出すと、親は何も言う権利がなくなるので、彼女は思うような生活が出来る。

 

ぼくは生きるからには、歓喜がなければならないと思う。歓喜は対決や緊張感のないところからは決して生まれない。そういった意味で、親子の間にも、人間と人間の対決がなければならない。

 

あなたは常識人間を捨てられるか ーいつも興奮と喜びに満ちた自分になるー