現役MRのきすけです。
先日、下記Tweetをしました。
今も昔もわりとあっさりMRを
辞めてしまう人が多いけどMRは10年は続けて欲しい
欲を言えば15年僕は16年目ですがここにきて
学ぶ大切な事が結構あったりします表面的な営業スキルとかじゃなく
Drの一流の考え方や気遣いが
ここにきて理解できる様になりましたそうなるとMRがまたいい仕事です
— 外資製薬MR / きすけ (@Kisuke_MR_nomad) June 20, 2022
今も昔もわりとあっさりMRを
辞めてしまう人が多いけど
MRは10年は続けて欲しい
欲を言えば15年
僕は16年目ですがここにきて
学ぶ大切な事が結構あったりします
表面的な営業スキルとかじゃなく
Drの一流の考え方や気遣いが
ここにきて理解できる様になりました
そうなるとMRがまたいい仕事です
今も昔も、せっかくMRになったのに、辞める人があとを絶ちません。そして、残念なことに、辞めたあと、「後悔を語る」方が意外と多いんです。
ぼくはMRとして、まだまだ実力不足で道半ばですが、一つだけ自慢できることがあります。
それは、今日まで、”MRを辞めずに続けられてきたこと”(16年目になりました)
そこで今回は、「MRを続けるために役立った考え方のコツを10個」ご紹介させていただきます。
※本記事の内容は、ネットや他から伝え聞いた話ではなく、100%、自身の原体験とまわりの実例をもとにしています。
【精神論】製薬会社MRを続けるための「10のコツ」
MRを続けるために大切なコツは以下です。
MRを続けるための10のコツ
①:MRは辛いことを認める
②:〇〇以外のプライドは捨てる
③:出来ないのは知らないだけ
④:まわりと比べない
⑤:Drから盗むマインド
⑥:メンターを見つける
⑦:夜は早めに寝る
⑧:外からMRを見る
⑨:耳学エンドレス
⑩:辞めた人の声を聞く
上記のとおり
MRを続けるコツ①:MRは辛いことを認める
MRを辞めてしまう方の多くは、
“最初の2〜3年”で辞めてしまいます。
なぜなら、MRの仕事は案外どろくさいから。
理想と現実のギャップに耐えられず、
辞めてしまう方が多い。
でも、「MR」ってしんどい仕事です。
最初は、わからないことが多くてしんどいし、5〜6年たって仕事に慣れても、今度は、社内の人間関係に悩んだり、同期に出世で抜かれたり、ホントいろいろあります。
ぼくも16年目ですが、
いまだにしんどいこと、あります。
だから、「MRは辛い仕事である」ということを、あらかじめ脳にインストールしておくことがとても大切です。
このことを知らないで、スタートを切ると、のちのちギャップに苦しむことになります。
MRを続けるコツ②:製品以外のプライドは捨てる
下記Tweetをご覧ください。
半分ひがみで言うけど、僕は学歴ペラペラでMRになって良かったと思う。なぜなら、余計なプライドがないから。先日も薬剤師免許を持った新人が辞めてしまった。MSさんに頭を下げるのが嫌だと。案外泥くさいMRという仕事にとって余計なプライドはときに足枷になる。製品に対するプライドだけあればいい。
— 外資製薬MR / きすけ (@Kisuke_MR_nomad) October 8, 2022
半分ひがみで言うけど、僕は学歴ペラペラでMRになって良かったと思う。なぜなら、余計なプライドがないから。先日も薬剤師免許を持った新人が辞めてしまった。MSさんに頭を下げるのが嫌だと。案外泥くさいMRという仕事にとって余計なプライドはときに足枷になる。製品に対するプライドだけあればいい。
上記のとおり
「Drに理不尽に怒られてイヤになった」
「MSさんに頭を下げたくない」
学歴の高い方こそ、こんなことを言って、ついには辞めてしまう場面を何度も見てきました。
MRを続けるうえで、余計なプライドは足かせとなります。
一方、「製品に対するプライド」だけは、いくら磨いても邪魔にはなりません。
MRを続けるコツ③:出来ないのはただ知らないだけ
MRの業務は多岐に渡ります。
慣れないうちは、初めての連続
- 「初めての講演会」
- 「はじめての新薬上市」
- 「初めてのDrとの飲食」
出来ないと、めちゃくちゃに凹んで、「自分はできないやつだ…」なんて思いがちです。
でも、実際は、全部やったことがないだけ。「ホントただ、”知らないだけ”」なんです。
だから、出来ないことを目の前にしたとき、「出来ないのなんて当たり前じゃん。だってはじめてなんだから!」
MRを続けていくうえでは、この“ばっさりとしたメンタル”を持っておくことは、とても重要です。
MRを続けるコツ④:まわりと比べない
「同期」「先輩」「競合他社」
いろいろな人に囲まれながら
仕事をするのがMR
だからこそ、つい、まわりと比べがちです。しかし、これもあまり健康的ではありません。
ぼくも昔は、「優秀な同期」や「とうてい敵いそうもない競合他社」と、自分を比べては、いちいち落ち込んでいました。本当に、あと一歩で辞めようとした時期も、あったほどです。
まわりと比較することを、ガソリンに変換して、ガンガン燃やせる方はいいです。でも、落ち込んで、引きずってしまうなら、やはり、それは得策ではありません。
MRを長く続けたかったら、「まわりと比べないこと」
「少し前の自分と比べる」ほうが、2000倍大切です。
MRを続けるコツ⑤:メンターを見つける
MRを続けるうえで、「メンターを見つける」ことも、大切なことのひとつです。
自分の目標になったり、行き詰まったとき助言をもらったり。
ぼくのメンターは、いつも”他社の先輩”でした。
- Drを攻略できないとき
- 上司の意見に納得できないとき
- MRを続けるべきか悩んだとき
何度も重要な場面で、メンターの先輩に助けていただきました。
「この人みたいになりたい!」と思ったら、きっとその人は、あなたのメンターです。逃してはいけません。
「尊敬しています!」とストレートに伝えて、飲みに連れて行ってもらいましょ。
MRを続けるコツ⑦:Drから盗むマインド
MRって、じつは
めちゃくちゃ「贅沢な仕事」なんです。
なぜなら、Drと面会して話しができるから
「はっ?あんた頭おかしいよ。」
もしかすると、そう思わたかもしれません。だって、Drと面会するのは、いつだって気疲れするし、中には、わがままな方もいます。
完全に同意です。
しかし一方で、Drは圧倒的に、”一流な人”が多いですよね。
「人格者」で「努力家」で「品」があって。こんな人と話せるのなんて、普通に生活していたら、患者として受診するときくらいなもんです。
「学べること」=「盗めること」が、たくさんあります。
「Drから盗んでやる!」というマインドを持った途端、MRは一気に贅沢な仕事になります。
MRを続けるコツ⑧:夜は早めに寝る
長いMR生活を乗り越えるためには、
「夜は早めに寝る」
この、おじいさんのような習慣が欠かせません。
なぜなら、
夜は、ネガティブに引っ張られるから
身体も脳も疲れている夜に、いくら考えても、ポジティブな考えなんて浮かばないものです。これはきっとあなたもよくご存知のはず。
ぼくも、面会がうまく行かなかった日の夜や、上司に嫌なことを言われたときは、イヤーな”思い”や”感じ”が頭をグルグルとかけめぐり、なかなか寝付けないことがよくありました。
でも、今は違います。
イヤなことはいったん忘れ、ゆっくりと湯船につかり、スマホは見ずに、そっと目をとじてソソクサと寝ます。そうすると、どんなにいやなことがあった日でも、翌朝は、メンタルが回復して、前向きになっています。
くり返しになりますが、疲れている夜に、悩んだって、良いことなんてありません。
ストレスフルなMR生活を乗り切るうえで、「夜は、いさぎよく早めに寝る」
これは、もっとも大切な習慣のひとつです。
MRを続けるコツ⑧:外からMRを見てみる
もし、MRを続けることにモヤモヤしたり、やめたくなったときは、一度、外からMRを見てみましょう。
「MRが恵まれている」ことはあなたもよくご存知のはず。休みも給料も、こんなに多い仕事、ほかにないですよね。
個人的にオススメなのは、「転職エージェントの話を一度聞いてみること」
つい、一昨年前の話です。
ぼくもいよいよMRを辞めたくなりました。(上司ともうまくいっていなくて、他の仕事もしてみたくなりました)
そんな岐路に立たされたとき、エージェントと面会をして話を聞いたんです。
ほんの1時間
「どうなったと思います?」
「MR、絶対辞めん!」
迷いは吹き飛び、180度考えが変わりました。
※「詳細を知りたい!」という方は、こちらの記事もどうぞ。≫【最強】MRBiZ(エムアールビズ)の無料相談を受けたら有益すぎた【将来に備えよ】
一度、外からMRを見ることで、MRの「魅力」と「ありがたみ」に改めて気づけるようになります。
MRを続けるコツ⑨:耳学エンドレス
MRは、”移動”が多い仕事ですよね。
これを「ムダな時間」=「デメリット」と取る方もいますが、ぼくは、断然「メリット」だと考えています。
なぜなら、
ずっと「耳学」(耳学習)ができるから
移動中は、合法的に、ずっと耳で勉強ができるんです。これってめちゃくちゃ贅沢な労働環境です。だって、オフィス仕事では、ずっと誰かの目があるので、そうもいきません。
ぼくもここ数年、移動中はずっと、Audible(聞く読書)で何かしら、本を聞いています。
新しい知識もついて、モチベーションも上がって、最高です。
「ずっと耳学できる」
これもMRの魅力の一つです。
MRを続けるコツ⑩:辞めた人の声を聞く
肌感覚ですが、MRを辞めた方の、”10人に9人”は、後悔をしている印象です。
そして驚くことに、
この感覚は”的”を得ていました。
なぜなら、プロのコンサルタントも同じことを言っていたから
詳しくはこちらの記事をご参考ください。【MRを辞めたい方向け】辞める前に知ってほしい「衝撃の9割」の話し
いざ辞めるとなると、どうしても”感情”が先行してしまいがち
辞めた人の声をあらかじめ知っておくことで、「冷静な判断」と「後悔のない決断」が出来ると思います。
まとめ:長く続くMR生活、あせらず行きましょ。
今回は、製薬会社MRを続けるために大切な「10のコツ」についてお話させていただきました。
最後に内容をふり返ります。
MRを続けるための10のコツ
①:MRは辛いことを認める
②:製品以外のプライドは捨てる
③:出来ないのは知らないだけ
④:まわりと比べない
⑤:Drから盗むマインド
⑥:メンターを見つける
⑦:夜は早めに寝る
⑧:外からMRを見る
⑨:耳学エンドレス
⑩:辞めた人の声を聞く
この記事は、4000文字を超え、ずいぶんと長く書いてしまいました。
にも関わらず、最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました!
肩の力を抜いて、
MR、続けていきましょ。
※最後に宣伝です。
「インスタも最近はじめたので、よかったらこちらものぞいてください〜♪」