スキル・ノウハウ

【Drの社内勉強会】打診から慰労会まで「MR完全マニュアル」【後編】

 

ジョン
(3年目MR)
ジョン
(3年目MR)
ターゲットDrに社内勉強会を依頼しようと考えています。そもそもやる意味やメリットがよくわかっておらず、進め方も謎です。あと、当日の運営で気をつけるポイントはありますか?そして”慰労会“が緊張しすぎます…。どんな話をすればよいのでしょうか?

 

こんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  • 【Drの社内勉強会】当日の「MR運営ポイント」
  • 【慰労会】「お店選びのポイント」「事前打ち合わせ」
  • 【慰労会】「当日気をつけること」「オススメの会話集」

 

きすけ
きすけ
こんにちは、
現役MRのきすけです!

 

製薬業界をとりまく環境は年々厳しくなり、MRはがんじがらめのルールの中、どんどん出来ることが限られてきました。”接待“もいまや、一昔前の話

そうした中でも、今なおDrと飲食を共にし、究極の接近戦が出来る機会があります。

それが、社内勉強会後の慰労会

コロナでしばらく止まっていましたが、今年に入り予定のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

前回の記事では、「社内勉強会をやる意味」「打診までの段取り」についてお話させていただきました。>>【Drの社内勉強会】打診から慰労会まで「MR完全マニュアル」【前編】

今回は、後編として、“社内勉強会”の「当日の運営」と「慰労会に関してお話をさせていただきます!

 

前編同様、社内ルールも十分にご確認のうえ、ご参考ください。また、慰労会に関しては、ベテランの諸先輩方が、きっと数々のノウハウをお持ちかと思います。聞ける方がいれば、ぜひアドバイスもらって下さいね。

 

【社内勉強会】当日の「MR運営ポイント」

社内勉強会の「当日の段取り」は、講演会のように大変ではありません。

以下をやっておけば、ひとまず安心です。

社内勉強会「当日の段取り」

  • 社員へリマインドメール
    → 集合時間、場所、Webの場合:URL・ログイン時間など
  • Drへご挨拶メール
    → お越しいただきたい時間、会場など
  • 会場や慰労会場へ確認連絡
    → 念のためやっておくのがオススメです。
  • 仕込み質問
    →このあとすこし解説します。

上記のとおり

Drへのメールはこんな感じで送っています。(文章に違和感なければ、コピペして使っちゃって下さい!)

Drへの事前ご挨拶メール

タイトル:
【ご挨拶】○月○日(曜日)19:00~ 「社内勉強会」はお世話になります。(〇〇製薬 〇〇)

〇〇病院 部長
〇〇 〇〇 先生 侍史

平素より大変お世話になっております。
〇〇製薬の〇〇です。

この度の社内勉強会は、貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。

当日の件でご連絡させていただきました。
以下、ご確認のほど宜しくお願いします。

開催日時 〇〇月〇〇日(曜日) 19:00-20:00
会場 〇〇ホテル 〇階 「〇〇」(お部屋名)
ご集合時間 18:30 頃までにお越しいただきたくお願いします。
ご使用媒体 お持込PC
参加予定社員 〇〇営業所メンバー〇〇名ほど

※当日連絡先:XXX-XXXX-XXXX (あなたの携帯番号)

その他、ご不明な点やご説明不足な点がございましたら、ご連絡いただけますと幸いです。

当日改めてお世話になりますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

寒い日が続いておりますので、ご自愛下さい。

ーーー署名ーーー

 

あとは、当日の朝にも、”リマインドメールを必ず送るようにしています。(そちらの方が断然丁寧です。)

 

当日のリマインドメール

タイトル:
【当日のご挨拶】本日19:00~ 「社内勉強会」@会場名 (〇〇製薬 〇〇)

〇〇病院 部長
〇〇 〇〇 先生 侍史

平素より大変お世話になっております。
〇〇製薬の〇〇です。

本日は、お忙しい中、社内勉強会のご予定をいただき誠にありがとうございます。
当日のご挨拶を申し上げたく、ご連絡させていただきました。
以下、ご確認いただけますと幸いでございます。

開催日時 〇〇月〇〇日(曜日) 19:00-20:00
会場 〇〇ホテル 〇階 「〇〇」(お部屋名)
ご集合時間 18:30 頃までにお越しいただきたくお願いします。
ご発表媒体 お持込PC
参加予定社員 〇〇営業所メンバー〇〇名ほど

※当日連絡先:XXX-XXXX-XXXX (あなたの携帯番号)

会場まで、くれぐれもお気をつけてお越し下さい。
夕方改めてお世話になりますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

ーーー署名ーーー

 

Drへのメールは以上です。

 

よくある質問

 

ジョン
(MR3年目)
ジョン
(MR3年目)
Drへのリマインドメールは、いつ送るのがよいですか?

 

ここは、人によって好みがあると思いますが、ぼくは、当日の朝(7:30~8:30ころ)に送ることが多いです。

「えっ直前すぎでは?」と思われたかもしれませんが、すでに日程が決まった時点で連絡をしているし、書類や交通チケットなども事前に郵送するので、「Drが日程を覚えていない」ということはまずないと考えます。

なので、当日の朝にご挨拶メールを送ることが多いです。

「当日だとちょっと心配…」という方は、前日のリマインドでも、もちろんOKです。

 

ここでもう一度、「当日の段取り」にお話を戻します。

社内勉強会「当日の段取り」

  • 社員へリマインドメール
    → 集合時間、場所、Webの場合:URL・ログイン時間など
  • Drへご挨拶メール
    → お越しいただきたい時間、会場など
  • 会場や慰労会場へ確認連絡
    → 念のためやっておくのがオススメです。
  • ※仕込み質問
    →このあとすこし解説します。

一番下の項目の、“仕込み質問”について、触れさせていただきます。

社内勉強会は、Drの講義をつうじて、MRが「疾患や治療」の知識を深めるための機会で、本来、“営業的要素”を入れてはいけないとされております(こんな事例もあったほど)

※この大前提はとても重要なので覚えておいてください。

とはいえ、MRはどこまでいっても営業。そこは、”本音と建前”で、「ただ、Drの講演を聞いておしまい」では、正直もったいないです。

社内勉強会は、ふだん聞けない“製品に対する本音の評価”を聞いたり、製品への“気付き”をもって頂いたりするとても良い機会となります。

そのため、あらかじめ”他の社員”などに仕込み質問をお願いすることがあります。

例えば、以下など

質問例

Q「〇〇(製品名)の”適応患者さん”については、どのようにお考えでしょうか?」
Q「〇〇(製品名)の強み(あるいは特徴)は〜〜と考えています。率直なご意見をお聞かせいただけますでしょうか?」


もちろん自分で質問しても良いですが、他の社員から”第三者”として質問してもらうことで、Drも本音で答えてくれたりします。

どんな会でもそうですが、質疑が盛り上がると、満足度の高い会になります。質問者には、質問内容と合わせて、事前に相談しておきましょう。

 

当日の持ち物リスト

当日の持ち物は以下です。

  • Drが使う「便箋、ボールペン」
    → 社員からの質問などをメモされるDrもいるのであると◎
  • 製品のパンフレット
    → 製品の話題になったときにDrにパッと見ていただくため。意外と出番あります
  • Drのご略歴
    → 所長からDrのご紹介をしてもらいます。(自分で紹介するのもありです)
  • プロジェクター、スクリーンなど

※ “パンフレット”や”便箋”は、忘れがちですが、意外と出番があるのでDrの机の上に置いておくと◎です。

 

会場設営の細かいポイント

会場設営の”細かいポイント”についてちょっと補足です。

椅子は”2つ”用意


Drの席には、椅子を”2つ”用意します。

① Drが座る椅子と、
② となりに、かばんを置いていただく用の椅子

これで、かばんを机や床に置かずにすむし、PCなどもパッと取り出していただけます。

 

コンセントも忘れずに


これは講演会と同様ですが、会場によっては、Drの席にコンセントがない場合があります。

講演される際に、PCの充電で使われることも多いので、忘れずにセットしておきましょう。

“当日の段取り編”は以上です。

 

いったん内容を振りかえります。

社内勉強会「当日の段取り」

  • 社員へリマインドメール
    → 集合時間、場所、Webの場合:URL・ログイン時間など
  • Drへご挨拶メール
    → お越しいただきたい時間、会場など
  • 会場や慰労会場へ確認連絡
    → 念のためやっておくのがオススメです。
  • 仕込み質問
    → 他の社員にあらかじめ質問をお願いする。

 

当日の持ち物リスト

  • Drが使う「便箋、ボールペン」
    → 社員からの質問をメモされるDrもいるのであると◎
  • 製品のパンフレット
    → 製品の話題になったときにDrにパッと見ていただくため。意外と出番あります
  • Drのご略歴
    → 所長からDrのご紹介をしてもらいます。(自分で紹介するのもありです)
  • プロジェクター、スクリーンなど

以上です。

 

さて、次の章ではいよいよ、
「慰労会」についてお話させていただきます。

 

きすけ
きすけ
最初は緊張しますが、慣れたら、なんとも”贅沢”な時間になります。

 

 

【慰労会】「お店選びのポイント」「事前打ち合わせ」

Drとの「慰労会」
経験がないと、ドキドキものですよね。

※慰労会=講演していただいたあとに、”労いの気持ち”を持って飲食すること。


ぼくも慣れないうちは、緊張して、美味しい料理を味わう余裕なんて1mmもありませんでした。(終始、手はグー握りでガチガチ…)

でも、“きっちりと段取り”をこなして、当日を迎えることで、慣れないうちでもDrとの距離をグッと近づける有意義な慰労会にすることが出来ます。

 

慰労会のお店選びのポイント

まずは、「お店選び」から

「あなたならどうやって、お店を決めますか?」

ちなみにぼくはこんな感じで決めています。

お店選びのポイント

・Drの”召し上がれないもの”を調べておく
→ 前任や、MSさん、他社メーカーなどに聞く
・Drが”ひいき”にされているお店も調べる
→ これもMSさんがくわしいはず。説明会のお弁当をよく頼んでいたりします。
・くわしい人から教えてもらう
→ その土地に長くいる社内外の先輩MRなど、グルメ通に聞いてみましょう。

・自分が行ってみたいお店
→ これは中〜上級偏ですが、Drにも土地にも馴染んできたら、新規オープンの行ってみたいお店を提案してみるのもアリです。

上記のとおり

そのうえで、”Drと相談”して決めることが多いです。

Drにお店の相談をすると、「任せるよ」と言わることも多いため、あらかじめ2〜3つ候補のお店を考えておくのがオススメです

お店が決まったら、「お店の方と事前の打ち合わせ」をしましょう。

次の章で解説します。

 

慰労会「事前打ち合わせ」

お店が決まったら、お店の方と事前に「入念な打ち合わせ」をします。

内容は以下のとおりです。

事前打ち合わせ内容

  • 時間
  • 料理の内容
  • “上限額”と声がけ

 

きすけ
きすけ
ここは結構大切なポイントなので、細かくお話させていただきますね。

 

時間


せっかく良いお店を見つけても「ラストーダーが21時で…」と、時間的にゆっくりできないお店もあります。なので、あらかじめ”ラストオーダー”と”おおよその退席時間”の確認をしておきます

 

慰労会の時間の目安は?


2〜3時間が一般的です。

19時から1時間、講演をいただいて、20時過ぎから慰労会がスタート。少なくとも、22時までは、滞在できるお店が理想です。

 

料理の内容

慰労会で使うような良いお店は、“コース”であらかじめ注文しておくのが一般的 (単品注文だと時間もかかるし、予算が読みにくくなってしまうため)

ぼくもかれこれ25回ほど慰労会を経験しましたが、すべてコースでした。

食事の「ボリューム」や「内容」はある程度、お店と相談ができます。

例えば、

“30代前半の若いDr”なら、量も召し上がる可能性が高いので、「満足いただけるボリュームか」を気にする必要があります。

 

一方、”60代のDr”なら「脂っこいものが多くならないように」など、内容にも配慮が必要です。

 

このあたりは、お店の方が当然プロなので詳しいです。そして、Drがひいきにされているお店なら、なおさら店主が好みなどを熟知しています。

大切なのは、“細部まで気を配ること”
あらかじめ、お店の方と細かくすり合わせをしておきましょう。

 

上限額・声がけ


慰労会での上限単価は、業界ルールで「2万円」と規定されています※公取協

※その辺のお話はこちらの記事に書いています。

しかし、メーカーによっては、それよりも低い上限のところもあるので、まずは「社内ルール」をご確認ください。

そのうえで、絶対NGなのは
“上限額を超えてしまうこと”

場合によっては、コンプラ違反になったり、社内でペナルティを受けるともなりかねません。

なので、上限額を超えないよう、お店の方と”入念な打ち合わせ”をする必要があります。

例えば、単価上限額を「¥20000/人」とします。お店の方とも相談して、「料理は¥12000」でお願いしたとします。そうなると、「残りの¥8000がお酒代」となりますね。

気をつけなければいけないのが、
この“お酒代です。

会が盛り上がり、Drも気分良くお酒のペースがグイグイ進むと、上限金額を超えてしまう恐れがあります。

とくに、”日本酒”や”ワイン”は、値段が高いものも多いので要注意です。

「どうやって上限額オーバーを防ぐのか?」


それは、あらかじめお店の方と打ち合わせをして予防線を張っておくこと

お店の方には、以下のようにお伝えしておきます。

ジョン
(3年目MR)
ジョン
(3年目MR)
弊社の単価上限は¥20000なので、3人で¥60000です。お酒を頼んでいく中で、¥50000に達したら一度、教えて下さい

 

こんな感じで打ち合わせしておきます。

お店の方に、¥50000を超えたアナウンスをもらうことで、

(おっ、そろそろ自分と所長のお酒を飲むペース、落とさなきゃ)

と、上限額を超えないように気を配りながら進めていくことができます。

 

よくあるご質問

ジョン
(3年目MR)
ジョン
(3年目MR)
Drが結構いいペースで飲まれています。このまま、ぼくも所長も同じペースで飲むと、すぐに”上限金額”を超えてしまいそうで不安です…

 

Drが気持ちよく良いペースで飲んでいるようであれば、「いい慰労会が出来ている証拠」です。

ここで、MRがすべきことは一つ。

※自分は「めちゃくちゃペースを落として飲み、残りの予算をDrのお酒に回す」


最初から最後まで、主役はDrです。

そして、一番の目的は、気持ちよく帰ってもらうこと。いくら楽しくなっても、このことを忘れてはいけません。

 

やりとりは出来るだけ”メール”で

お店の方とのやりとりは、基本メールでしましょう。

なぜなら、「言った言わない問題」を防げるから。日程や予約時間、すべて文字に残しておくことで行き違いを防げます。

ぼくは、店主の携帯の番号を聞いて、メッセージでやり取りするようにしています。なにか気になることや確認したいことがあったとき、お店の営業時間に関わらず、すぐに連絡を取り合えるのもメリットです。

以上、慰労会の「お店選びのポイント」「お店の方との事前打ち合わせ」でした。

 

長くなったので、内容をふり返ります。

お店選びのポイント

・Drの”召し上がれないもの”を調べておく
→ 前任やMSさんに聞くなど
・Drが”ひいき”にされているお店も調べる
→ これもMSさんがくわしいはず。説明会のお弁当をよく頼んでいたりします。
・くわしい人から教えてもらう
→ その土地に長くいる社内外の先輩MRなど、グルメ通に聞いてみましょう。

・自分が行ってみたいお店
→ これは中〜上級偏ですが、Drにも土地にも馴染んできたら、新規オープンの行ってみたいお店を提案してみるのもアリです。

 

お店の方との事前打ち合わせ内容

  • 時間
  • 料理の内容
  • “上限額”と声がけ

 

次の章では、「慰労会当日に気をつけること」「オススメの会話集」についてお話させていただきます。

 

【慰労会】「当日気をつけること」「オススメの会話集」

この章では、「慰労会の当日気をつけること」や「オススメの会話集」について、お話させていただきます。

 

【食事編】当日気をつけること


まずは”食事編”から

食事中に気をつけること

  • 上座に座っていただく
  • 一杯目は合わせる
  • 0.5歩下がったペースで

 

きすけ
きすけ
それぞれ解説させていただきます。

 

上座に座っていただく


言わずもがな、Drには上座に座っていただきます。

この辺は、所長も同席されるなら、所長がくわしいと思います。お任せしましょう。

※念のため

※ヒトサラMAGAZINE

右奥が上座=Dr(①)、
あなたが下座(④)で、所長は③です。

 

1杯目は合わせる

ここは明確なルールはありません。

ただ、乾杯の1杯目は合わせるようにしています。

Drが1杯目「生ビール」を頼んだら、自分も「生ビール」を頼むといった感じです。

「えっ?なんで?」と思われた方もいるかもしれませんが、こう考えるとどうでしょう。

ちょっと極端な例ですが、

Drは「ビール」なのに、MRが「赤ワイン」や「日本酒」を頼んだら、「こいつ生意気だな」と思われかねませんよね。(大丈夫です、あなたがそんなことゼッタイしないのは知っています。念のためです。)

礼儀として、一杯目から、Drより高いお酒を頼まないこと

もしビールが苦手なら、サワーや水割りなどでも全然問題なしです。

ちょっとしたことですが、せっかくの慰労会で、不必要に損をしないために

 

0.5歩下がったペースで


食事もお酒も、Drから0.5歩下がったペースを意識することが大切です。(これは過去同席させていただいた、優秀な先輩MRや、所長から学びを得ました。)

Drより早く食べてもいけないし、遅すぎてもいけない。0.5歩下がったペースで。

食事も、コースなので、お店の方は、Drのお皿が空くのを確認しつつ、絶妙のタイミングで次の料理を運んでくれます。

グルメなDrなら、出された料理について、「これはなんていう料理?」とか「この魚はどこの?」など、目の前の料理を話題にされることも少なくありません。

このとき、MRの食べるペースが遅いと、自分のところには、まだその料理が運ばれておらず、“話題に入れない”ということが起こります。

そして、店員さんも、せっかくなら同じタイミングで料理を出したいはず。

会話でも「ペーシング」が重要と言われますが、慰労会中の食事とお酒もペーシングが大切です。

Drを決して追い越さないけど、テーブルにはDrと同じ料理が並んでいる。それが、0.5歩下がったペース

これは”食事編”でもっとも大切なポイントです。

※とはいえ、少食で食べるペースがゆっくりの女性の方などは、ぜんぜん無理する必要ないです。可能な限りで。

 

やってはいけない”NG行動”

慰労会中にやってはいけないNG行動は以下です。

やってはいけなNG行動3つ

  • 自分の話ばかりする
  • 酔いすぎる
  • 質問を用意しない

上記のとおり

どれも「それはダメでしょ」と思われたかと思います。

くり返しになりますが、慰労会の主役は、最初から最後までDrです。

「普段聞けない話」、「見れない表情」、それらをいかに引き出せるか。

そこに全集中することで、今後につながる良い慰労会を実施することができます。

 

とはいえ、ルールなんてない!

これまでいろいろ細かい話をお伝えさせていただきましたが、

今回の内容は、あくまで“無難にケガなく慰労会を乗り切る方法”であって、最終的には下記が達成されれば、成功です。

慰労会成功のポイント

  • Drを深く知る機会となり、
  • 同時に、あなたのこと知ってもらい、
  • 気持ちよく帰っていただくこと

 

過去、こんなDrもいました。

Dr:「若者よ、グイグイ飲みなさい!食べなさい!」


ご年配のDrで、ぼくもこのときばかりは、ペースなど気にせず、ガンガン食べて、グイグイ飲んで、気持ちの良い若者を目一杯演じました。

その結果、どうやら気に入っていただいたようで、その後もずいぶん可愛がっていただき、数字もグイっと伸びました。

繰り返しになりますが、ルールなんてありません。最も大切なのは、”Drに気持ちよく帰っていただくこと”です。

 

ここで「当日気をつけること」に関してふり返ります。

 

食事中に気をつけること

  • 上座に座っていただく
  • 一杯目は合わせる
  • 0.5歩下がったペースで

 

やってはいけないNG行動3つ

  • 自分の話ばかりする
  • 酔いすぎる
  • 質問を用意しない

 

慰労会成功のポイント

  • Drを深く知る機会となり、
  • 同時に、あなたのこと知ってもらい、
  • Drに気持ちよく帰っていただくこと


以上です。

次の章では、「当日の会話集」についてお話させていただきます。

 

社内勉強会の慰労会、「当日の会話集」

“慰労会最大の不安”は、「Drと、どんな話をしたらいいんだんろう…。」ということではないでしょうか。

ぼくも慣れないうちは、引き出しの少なさと緊張で、思うように会話を弾ませることが出来ませんでした。

過去、自分が話題に上げてみて、Drのことを深く知れた質問盛り上がった質問についてご紹介させていただきます。

慰労会オススメの質問集

  • “お休みの日”はどう過ごされることが多いですか?
  • いま1番”ハマっていること”を教えて下さい。
  • いま1番”欲しいもの”はなんですか?
  • “今年の目標”は?(あるいは、来年の目標)
  • 今一番”行きたいところ”はどこですか?
  • このエリアの”飲食店で一番のおすすめ”を教えて下さい。
  • あるいは1番好きなところ。
  • もっとも頼りにしている先生について教えて下さい。
  • 先生がお医者さんになろうと決めたのはいつですか?
  • このエリアで1番仲の良いDrはだれですか?

上記のとおり

どれも当たり障りない話題ですが、普段の面会ではなかなかたどり着けない話題でもあります。

あと個人的に、“とっておきのオススメ質問”がこちらです。

 

「先生はなぜ、
   ○○科を選ばれたのですか?」

 

きすけ
きすけ
Drのルーツを知れるので、
オススメです!

 

Drとの慰労会は贅沢な時間

ちょっと”大切なマインド”のお話もさせてください。

Drとの慰労会って、緊張してつい肩に力が入るし、すこし憂鬱に感じるかもしれません。

でも、実は、
めちゃくちゃ、贅沢なんです。

「はっ?何言っちゃってんの?」と思われたかも知れませんが、

「Drと会食出来る人なんて、どれだけいます?」


家族、Dr同士、政治家、友人…

そんなところではないでしょうか。

普通に生活していて、Drと話せるのは、”患者として診察してもらう”ときくらいなもんです。

そんなDrと、美味しい食事を食べながら、いろいろな話が出来るなんて、まさに、“贅沢な非日常体験”です。

なので、下記のようにマインドチェンジしておきましょう。

「慰労会」
=(緊張、憂鬱) ✕
= 贅沢な時間 ◎


ぼくも、この考え方が出来るようになってから、慰労会をポジティブに捉えられるようになりました。

 

きすけ
きすけ
せっかくなので、
贅沢な時間を楽しみましょう!

 

 

もし2次会に誘われたら…

無事に楽しく慰労会が終わると、Drからこんなお誘いをいただくことがあります。

Dr「このあと2次会どうですか?」

 

「あなたならこんな場面、どうしますか?」

実際、ぼくも何度かこんな場面がありました。

( 誘ってもらえるのはうれしいけど、コンプラが…。)
( でも、断ったらマイナスになるんじゃないかな…。)

 

そんな気持ちにもなりますよね。

でも、絶対に行かないことをオススメします。

なぜなら、職を失うリスクがあるから。

実際、ぼくのまわりでも2次会に行ったことがバレて、ペナルティを受けたり、退職を余儀なくされたMRがいました。

なので、こんな風に、感謝を述べつつ、丁重に断るようにしています。

“嬉しさ3割”、”申し訳なさ7割”で、こう返します。

「ありがとうございます。お気持ち、大変うれしいです。
(ただ、上司にはその辺きつく言われておりまして…。)、
あるいは、
(一昔前でしたらご一緒させて頂いたのですが、今はいろいろ厳しくて…。)
申し訳ないですが、本日はこちらで失礼します!

 

実際こんな風にお断りをして、それでトラブルになったことはありません。

とはいえ、ちょっと心苦しいですよね。

でも、MRをやっていると「どうしても断らなければいけない場面」が、たびたび訪れます。

なので、「断る力」を培うことも大切なスキルです。

MRは「断る力」も大切。2次会に誘われても、感謝を述べつつ、丁寧に断りましょ。

 

慰労会終了後のフォロー

社内勉強会、慰労会が終わったあとにやることは以下です。

終了後のフォロー

  • Drへお礼メール
  • 社内へお礼メール
  • 精算処理など

 

Drへのお礼メール


Drも忙しい中、資料の準備をしていただいたり、当日も診療でお疲れのところ時間とエネルギーをさいてくれました。

なので、”感謝の気持ち”を込めて、お礼のメールを送りましょう。

訪問できる施設ならメールと合わせて直接訪問でお礼を伝えるのがベストです。

お礼は、熱が冷めないうちに。

 

社内への御礼メール


忙しい中、外勤をけずって力を貸してくれた社内のメンバーにも、お礼のメールを送りましょう。

 

よくある質問

 

ジョン
(3年目MR)
ジョン
(3年目MR)
Drや社内への”お礼メール”は、その日中が良いでしょうか?それとも、“次の日”でも良いものでしょうか?

 

「Drへのお礼メール」は、慰労会のあと送れるなら”その日中”に送るようにしています。(事前に、7割くらいメールを作って保存しておき、終わったあと送ることが多いです。)

しかし、終了時間が遅かったり、疲れてしんどかったら、翌朝に送ることもあります。

一方、「営業所メンバーへのお礼メール」は、翌日送るようにしています。

なぜなら、慰労会が終わったあとに送ると時間が遅いから

終了時間

社内勉強会=20:00終了(みんな)
慰労会=22:30終了(自分)


言わずもがな、業務時間外のメールは極力避けたほうが良いです。

どちらへの御礼メールも、
必ず避けたいのは、翌日の昼や夕方に送ること

ぼくがもしDrで、MRから御礼メールが翌日の昼や夕方に来たら、「オレは診療なのにお前は寝ていたのか!?」とつい勘ぐってしまいます。

なので、翌日送るときは”朝一”に送るのが大切です。

 

つい忘れがちな大切なこと

もう一つ大切なことがあります。

それは、Drから教えてもらった情報は、すぐ”メモ”すること

20分後には42%を忘れ、58%を覚えている。
1時間後には56%を忘れ、44%を覚えている。
1日後には74%を忘れ、26%を覚えている。
・1週間後(7日後)には77%を忘れ、23%を覚えている。
1ヶ月後(30日後)には79%を忘れ、21%を覚えている。
引用元:「忘却曲線(ferret)


せっかく教えていただいた情報も、翌日から、徐々に解像度が下がり、ぼやけはじめます。

なので、メモは記憶が鮮明なうちに

ぼくは、その日のうちに、メモアプリやボイスメモで、ざっくり骨子だけでも残しておくことが多いです。

その情報は、今後の活動の大きな大きな財産となります。

※もちろん、情報の取り扱いには十分ご注意下さい。

 

社内勉強会を終えた後は…

無事に社内勉強会を終え、お礼もきちんと済ましたら、

実施後の変化を楽しみましょう。

以前より、

  • Drの表情が柔らかくなったり、
  • 製品の話もじっくり聞いてくれたり、
  • 気づけば、実績が増えたり


きっとなにか前進しているはず。

もし、まったく変化がないのなら

  • どこかに問題点があったのかもしれないし、
  • そもそもそういうのは響かないDrだったのかもしれません。


そうした答え合わせをすることで、またMRとして経験が積み重なり、またひとつ成長できます。

 

社内勉強会&慰労会に”MRの醍醐味”がつまっている

今回は、「社内勉強会の当日の段取り」「慰労会」についてお話させていただきました。

製薬業界は昔にくらべるとずいぶん窮屈になりましたが、社内勉強会後の慰労会は、Drと飲食をともにして、”究極の接近戦”が出来る、唯一無二の機会

“MRの醍醐味”を味わえます。

そして、個人的には、これも業界全体として、近い将来なくなってしまうんじゃないかと予想します。

なので、チャンスがあれば、ルールが許すうちに、ぜひ経験されることをオススメします。

最後まで読んでいただいた方、お疲れさまでした。(11000字超えてます)

今回は以上です!