こんにちは、現役MR16年目のきすけです。
MRという仕事をこよなくあいしています。
ようこそ、MRの世界へ
この記事は、
「転職してCSOのMRとしてこれから働きます!」
「新卒で製薬メーカーMRの内定をもらいました!」

そんな、これからMRの職につく方 (MR1年生) に向けた記事です。
『よーし、家族のために沢山かせぐぞー!!』
という方もいれば、
『地域や患者さんのために貢献するぞー!」
と情熱を燃やしている方もいるでしょう。
きっとあなたも、わたしと同じで、MRの高い給料にひかれた金の亡者に違いない😏
「えっ!?おまえと一緒にするなって?」
いいんですよ、正直になってください。だってお金は超大事ですもの(〃ω〃)
あっちなみに、16年もMRをやっていたら、お金以外のやりがいも見つけました!
こちらの記事で🔥アツく🔥伝えておりますので、良かったらご覧ください。

さて、そんな“今日からMR”のあなたへ、ちょっと長くMRをやっている”わたくしきすけ”から”おせっかいなプレゼント”です。
なぜ、頼まれてもいない”おせっかいなプレゼント”を渡すかというと、
MRの新人(1年目)は、けっこう辛いからです。
きっとあなたなら、なんなく乗り越えられるとは思うのですが、「辛いポイント」を最初から理解して対策しておくことに損はないと思います。
なので、”おせっかいなプレゼント”です。
「いやいや、オレはこれから来る困難をとにかく楽しみたいんだ!どんな辛いことがあるかなんて、はじめから知りたくなんかはないさ!」

こんな、ルフィみたいな方は、さぁどうぞ、ゴムゴムの技をこころおきなく磨いてください。
「へぇ〜どんな辛いことがあるかひとまず知っておくか」
「心の準備をしておくと、対策も打てるかもしれないし」
そんな方は、ぜひこのまま記事を読みすすめてみてください。
きっとこれからのMR生活で役に立ちますよ。
MRの新人になって、あなたが最初に辛いのはこの4つ
それでは、
さっそく”おせっかいなプレゼント”の全ぼうです。
断言します。
あなたがMRになってから、最初しんどいのはこの4つです。
新人MR「辛い4つ」
- ①:知識不足で、話がついていけない
- ②:MSさんが冷たく卸に行きたくない
- ③:Drと何を話してよいかわからない
- ④:開業医は良いけど病院のDrが怖い
「ウソつけ!そんなしんどいポイントなんて人それぞれだろ!オレはだまされんぞ!クソが!」
まぁ落ち着いて下さい、そうおっしゃるのはわかります。
でも、ぼくはあなたのそんなツッコミにめげませんよ。やはり、この4つがしんどいポイントだと断言します。
なぜか!
みんな口をそろえてそう言うからです。
”新卒で入社したフレッシュな21歳の若者”も
”ブラック企業から転職してきた35歳のオジ兄さん”も
みなこう言うのでです。
「…MSさんが全然相手にしてくれません。。」
「何からどうやって知識をつけたら良いのでしょうか…」
「きすけさんはDrといつもどんな話をしているのですか?」
「病院のDrって専門的なイメージで訪問するの恐怖です…」
「しんどいポイント」を知っておくだけでも心の準備ができるはずです。
「えっ具体的にはどういうこと?」
「なにか対策はあるの?」
そう思われた方、お任せ下さい!
次の項目から、それぞれの「それぞれのしんどさの詳しい話」と「しんどさを半減させる方法やコツ」についても解説していきます。
(まだ現場に出ていない方は、まだイメージがわかないかもなので、実際現場に出てしんどくなったら読み返して下さいね。)
ストレスを予防しましょう!
風邪をひくまえに飲む「早めのパブロン」や「葛根湯(カッコントウ)」的な感じであなたをあなたをお守りしたい・ω・
新人MR辛い①:知識不足で、話がついていけない
これは何となく覚悟していると思いますが、
MRになりたてのころはほぼ間違いなく
”知識不足”に悩まされます。
それもそのはず、
相手は医療のプロであるDrですから
猛勉強して国家試験をとおり、医療の最前線で診療しているDrに、最近MRになったばかりのあなたの知識が追いつくはずがありません。
会社でもある程度、勉強する材料があり、”製品”や”疾患(病気のこと)”を学ぶことができますが、それだけでは不十分です。
Drとの面会では、聞いたことのない用語なども飛び出します。
僕もMRになりたての新人のころ、1年間くらいは知識不足に悩まされました。勉強しても勉強しても追いつかないといった感じです。
Drに自社医薬品を紹介したところ、むずかしい質問攻めにあい、全然答えられなかったところ、
君の会社はレベルが低い!
もういい、帰ってくれ!!
こんなニガイ経験が何度かありました。こんなときは凹んでしまって週末も元気が出ませんでした。
MRって特殊な仕事なんです。
どういうことかというと、
自分より詳しい人に、教える、営業する
ってことです。
例えば、あなたが携帯のショップ店員だとしたら、毎日来るお客さんは、「携帯に詳しくないおばちゃん」だったり、「iphoneを新機種にしたい若者」だったりしますよね。
【くわしい店員】が【知りたいお客さん】に教えます。
しかし、MRは、”自分より圧倒的に詳しいDrに教える”という超特殊スタイルの仕事です。
そのことが、
知識不足をさらに浮きぼりにさせます。
MRなりたてのころは、”知識不足”でしんどい思いをします。
「じゃあ、どうしたら良いんだよ!?」
「なにか効率よく勉強する方法はないの!?」
そんな方へ向けて、忙しくても効率よく知識不足を解消するコツについて解説しています。≫こちらの記事をご覧ください

知識不足を解消しましょう!
新人MR辛い②:MSさんが冷たくて卸に行きたくない
MRになりたての頃の、しんどさ2つ目は、
MSさんが冷たくて、卸に行きたくない
というものです。
「卸のMSってなに??」
という方はこちらをご参照ください↓↓
MSは多種多様な医薬品の「販売」と「情報提供」を行っています。MSの主な役割は、製薬企業から仕入れた医薬品や医療材料、医療機器などの多岐に渡る商品を、 医療機関や調剤薬局に安定的に供給することです。
引用:東邦ホールディングス
卸のMSさんが相手にしくれない理由
MSさんはデキるMRと仕事をしたいから
MSさんは医薬品の安定供給に加え、医薬品の「情報提供」と「販売」も、になっています。
つまり、MSさんも結局のところ営業なので、たくさん医薬品を売って自分のノルマを達成しなければなりません。
「あなたが、MSさんならどうやって売上を達成しますか?」
きっと、”デキるMR”と組みたいと思うはずです。
デキるMRは沢山売ってくれるのでタッグを組めば自分の売上も増えるからです。
なので、MRになりたてのあなたは、厳しいことを言うと”使えないMR”とみなされ、相手にしてもらえません。
実際、ぼくもMRになりたてのころ、MSさんに話しかけても無視されたり、なにかお願いをしても鼻で笑われることがしょっちゅうありました。
そのほか、
「そんなに毎日来なくていいから!」
「おたくの前の担当者は良かったな〜」
などと言われ、あの頃はずいぶんとしんどかったものです。
そしてこの「MSさん冷たい問題」はどうやら僕にかぎった話ではなく、MRになりたての皆が最初に通る道の様です。
新卒MR、転職してきたばかりのMR、
皆さんこう言います。
「MSさんが冷たいです…」
「MSさんが相手にしてくれません…」
「卸さんに行きたくないです…」
MRになりたてのころは、
“MSさんが冷たくて卸に行きたくない”です。
ここでもしかすると、こんな風に思うかもそれません。
「冷たいMSさんに振り向いてもらう方法はないかな…」
「卸に行かないわけに行かないし、どうしたら良いだろう…」
そんな方へ向けて、冷たいMSさんとの向き合い方や卸さんに行きたくなるヒントについて解説しています。きっとあなたのストレスを軽減できるはず。≫こちらの記事をご覧ください。

新人MR辛い③:Drと何を話してよいかわからない
3つ目はこれです。
Drと何を話して良いかわからない
異業種からの転職で”営業経験豊富な方”だったら問題ないかもですが、新卒学生さんや営業経験の浅い方ではこうした悩みに遭遇します。
理由は、以下2つです。
Drと何を話したらよいかわからない理由
①:Drのことをよく知らない
②:3つの引き出しが少ない
①:Drのことをよく知らない
担当して間もないとDrの情報もわずかしかありません。
営業は、顧客の情報を沢山もっているほど、会話も商談も進むものです。
あなたも、”今日はじめて知り合った人”と”昔からの友人”では、どちらが会話がはずむか明らかですよね。
僕もMRになりたてのころは、製品のパンフレットを使って勢いよく紹介するのですが、面会は秒殺。
「オレって営業センスないのかも…」
「もう何話してよいかわかんない…」
と肩を落としたものです。
それもこれも、Drをよく知らないことが原因でした。Drのことをよく知っていればちょっとした雑談も出来ますし、Drの知りたい情報を提供することも出来ます。
②:3つの引き出しが少ない
Drと何を話したらよいかわからない理由2つめは、
「3つの引き出しが少ない」からです。
具体的には以下です。
- ①:知識の引き出し
- ②:質問の引き出し
- ③:雑談の引き出し
「Drの情報は何をどうやって調べたらいいんだよ!」
「3つの引き出しを増やす方法を教えろよ!」
という方はこちらの記事で、Drと話すネタが次々に浮かぶ方法を解説しています。これを読めばDrとの話すネタに困らなくなりますよ。

新人MR辛い④:開業医は良いけど病院のDrが怖い
こちらが最後です。
開業医はいいけど
”病院のDrが怖い”
言い換えると、
開業医さん(個人医院やクリニック)は訪問しやすいけど、病院は怖いから訪問したくないというものです。
理由は以下です。
病院Drが怖い理由
- 理由①:専門だから怖い
- 理由②:会うのが大変
理由①:専門だから怖い
以下の2つの施設
どちらが、訪問したり、Drと話すハードルが高そうですか?
①:やまだクリニック
院長
山田太郎 先生
②:横浜総合病院
消化器内科 部長
山田太郎 先生
いかがでしょうか。
なんとなく②じゃないでしょうか。
病院の部長とかってめちゃくちゃ専門な感じがしません?
僕もMRなりたての最初の3年間は、恥ずかしい話し、怖くて病院に訪問できませんでした。
「いやいや、ぼくは病院の部長だからって全くビビらないですけどね!」
という方は、かなり見込みありです。
自信もってください。
というのも、僕がこれまで関わったほとんどのMR1年生は病院にビビるからです。
皆こう言います。
「専門的な話しか聞いてくれない気がします。」
「難しい質問されそうで怖くて話せません。」
病院のDrは専門性が高そうで怖いとMRになりたての頃は思いがちです。
理由②:会うのが大変
病院の先生は会うのがけっこう大変です。
これは開業医の先生と比べるとわかりやすいと思います。
会う方法の違い
【開業医のDr】
①受付さんに名刺を出す
⬇
②診察室(個室)で2人きりで会える。
一方、病院のDrは
【病院のDr】
①医局のろうかで歩いている
Drをつかまえて話す。
⬇
②アポイントをとって病院内で面会する。
⬇
③アポイントをとってWEBで面会する。
上記のとおり
特に、
「①医局のろうかで歩いているDrをつかまえて話す」
はなかなかハードル高くないですか?
そして、
周りにはギラギラした競合MRがあなたを見ています。
こうして、
「うわ〜会うの大変だし怖いし、病院いきたくねー!!」
という苦しみが生まれるのです。
「じゃあ、病院にいかなければいいじゃん!」
そう思われたかもしれませんが、そうもいかないんです。
MRが病院に行かなければ行けない理由
- 理由①:エリアへの波及効果が高い
- 理由②:上司がそんなことを許さない
理由①:エリアへの波及効果が高い
特に新薬の採用などは、まずは病院で採用になって、その処方が開業へ広がっていくというパターンが多いです。
なので、病院に訪問しないと、あなたが売らなくてはいけない新製品がエリアで売れなくなってしまいます。
理由②:上司がそんなことを許さない
先程お伝えしたとおり、病院の攻略なくして新製品の成功はないことをお伝えしました。
あなたの上司になるような人は、ほぼ間違いなく”仕事のデキル人”です。
ちょっと深ぼると、
【仕事がデキル上司】
⬇
【かつては売りまくったMR】
⬇
【病院で売りまくったMR】
となります。
つまりほぼ間違いなく病院ビジネスを重視します。
あなたが病院に行かないことを上司は許さないでしょう。
MRになりたてのころは、とにかく病院に行くのがしんどいです。
「それでもやっぱり病院に行きたくない…」
「覚悟は決めた、病院に行くけど活動のヒントがほしい」
そんな方はこちらの記事をご覧ください。
https://kyoukarabokuha-mr.com/2022/01/10/%e3%80%90%e6%96%b0%e4%ba%bamr%e5%90%91%e3%81%91%e3%80%91%e7%97%85%e9%99%a2%e6%81%90%e6%80%96%e7%97%87%e3%82%92%e5%85%8b%e6%9c%8d%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%9f%e4%b8%80%e3%81%a4/
「新人MRは辛い…」そんなあなたへ、”おせっかいなプレゼント” まとめ
いかがでしたか。
あなたがこれからMRになるにあたり、最初しんどくなりそうなことについて”おせっかいなプレゼント”としてお伝えしました。
もしかすると、まだ現場に出ていない方はあまりイメージがわきにくかったかもしれません。
でもこれから現場にでるとほぼ間違いなく、このしんどい4つが立ちはだかります。
最後に改めて内容をふり返ります。
最初しんどい4つはこれ
- ①:知識不足で、話がついていけない
- ②:MSさんが、相手にしてくれない
- ③:Drと何を話してよいかわからない
- ④:開業医は良いけど病院のDrが怖い
MRは色々としんどさもありますが、そのぶん、やりがいや成長も大きい仕事です。