(MRに興味がある)
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
①:MRは”楽すぎ”と言われる「3つの理由」
②:MRになったのに”楽”するのはもったいない
③:MRができるだけ”楽”をして活躍する方法
ネットやSNSを見ると、「MRの仕事は楽すぎる!」という意見がある一方、「MRの仕事はきつい…」といった相反する情報が共存しています。
これからMRを目指している方には気になるところですよね。ぼくも就活のときいろいろ調べたら、どちらの意見もあって疑問に思ったものです。
人間、誰でも楽をしたいし、たくさん給料も欲しいので、楽に越したことはありません。しかし、果たしてMRは本当に楽な仕事なのでしょうか?
そこで今回は、「MRは楽すぎ?」をテーマに、現役MRの立場から、最近の事情を踏まえて正直なところをお話させていただきます。
※本記事の内容は、ネットで伝え聞いた情報ではなく、自身の経験や周りのMRの実話をもとにしているので、リアルなところを知っていただけると思います。
【MRは楽すぎ】と言われる理由「楽をするコツも解説」
「MRは楽なのか?」
早速、結論からお伝えすると、
「昔はそうだったけど、今は全然楽じゃない」
これが答えです。
ぼくが業界に入った10数年前はこんなサボりおじさんがいました。
- いつも営業車でマンガを読んでいるおじMR
- ずっと出張先のホテルに車が停まっているおじMR
こんな話もめずらしくありませんでした。
しかし、今はこうしたサボりおじさんの話もほとんど聞かなくなりました。
くわしくは後述しますが、これからMRを目指している方は、「決して楽な仕事ではない」ということを認識いただくのが良いと思います。
ここからもう少し話を掘り下げています。
そもそも”MRは楽すぎる”という説が流れているのは、どんな理由があるのでしょうか?
「MRは楽すぎ」と言われる3つの理由
MRが一般的に「楽な仕事」と言われる理由は以下3つです。
「MRは楽すぎ」と言われる3つの理由
- 理由①:基本的に自由だから
- 理由②:サボってもばれにくい
- 理由③:休みが多い
理由①:基本的に自由だから
MRはきまった会議や上司同行などをのぞけば、基本的に自由です。
ここがひとつの落とし穴でして、自由度が高すぎるがゆえ、仕事量も自分である程度設定できてしまいます。
こうなると、ゆるーく働く人も出てくるので、そういう人にとってMRは楽な仕事となり、それを見た人は、「MR=楽すぎ!」というイメージになってしまうのです。
また、MRは業務時間中であっても合法的に「ながら」で他のタスクをこなせる時間があり、自由度の高い仕事です。
(これをぼくは”半自由時間”と呼んでいます。)
こちらのTweetをご覧ください。
ぼくがMRを絶対やめたくない理由は、
3つの″半自由時間″を手放したくないから・移動時間
・待ち時間
・ウェビナー会議営業車の移動時間に、好きなVoicy聴いたり、耳学でinputしたり。
待ち時間に、雑務こなしたり、調べものしたり。…
— 外資製薬MR / きすけ (@Kisuke_MR_nomad) May 11, 2023
理由②:サボってもバレにくい
MRはサボってもばれにくいです。
なぜなら”直行直帰”だから。
これは、朝自宅を出て、担当施設をまわり、会社には一度も帰らずそのまま自宅に帰ることを指します。
なので、1日中、上司や同僚に会わない日も多いですし、仮に1日中家で寝ていても、ぶっちゃけバレにくいです。
こうしたある種”いつでもサボれる環境”に甘えてしまう人も一定数いるため、「MRは楽すぎ」という説が生まれてしまいます。
「MRのサボりの正体」についてはこちらの記事をご覧ください。≫【白状】「MRがサボる3つの理由」と「サボるコツ」【サボるのは損】
理由③:休みが多い
3つ目の理由は「休みが多いこと」
正直、MRは顧客であるDrや薬剤師さんよりも圧倒的に休みが多く、メーカー職の中ではもっとも休みの多い仕事と言われています。
全56職種別の年間休日数(有給休暇含む)を見ると、最も多いのは「製造系−研究開発」の134.1日、次いで「製造系−設計/開発」(134.0日)、「営業系−MR(医薬情報担当者)」(133.0日)が続きます。引用元:DODA
土日に加え、祝日は全ておやすみです。
さらに、会社によっては祝日と休日の間が休みになる制度があったり、お盆やお正月などは、10連休クラスのまとまった休みを取ることができます。
「休みが多いこと」もMRが”楽”だと言われる3つ目の理由です。
「MRの休み」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。(ぼくが去年休んだ”日数”をつつみ隠さず公開しています) ご興味あればどうぞ!≫【こっそり教えます】MRの休日の実態は?【去年休んだ日数を公開】
ここで一旦、MRが”楽すぎる”と言われる理由についてまとめます。
「MRは楽すぎ」と言われる3つの理由
- 理由①:基本的に自由だから
- 理由②:サボってもばれにくい
- 理由③:休みが多い
「MRの昔と今では、何が変わったのでしょうか?」
次の章でお話しさせていただきます。
「MRは楽すぎ」でなくなった理由
昔と比べて、今のMRは楽じゃない理由は2つです。
MRが楽じゃなくなった理由
- 理由①:管理されるようになった
- 理由②:内勤や提出物が増えた
理由①:管理されるようになった
あらゆる活動が数値化され、「MRは管理される時代」に。
昔はPCもなかったので、社員の管理も比較的ゆるかったですが、
今は当然のようにPCも全MRが持っていますし、ものすごいスピードで”デジタル化”が進んでいます。
- 実績の進捗はもちろん
- 訪問した軒数から
- 講演会の参加人数
までありとあらゆることが数値として見える化されそれをKPIに管理される時代になりました。
なので、全然楽じゃないし、気が抜けない仕事です。
なんと、営業車にカメラが付いていたり、GPSで管理されているメーカーもあるようです。(ヒェッ…)
理由②:内勤や提出物が増えた
PC導入やデジタル化にともない、
入力が必要な作業や社内提出物などが、ひと昔前より圧倒的に増えました。
そして、サボる人は丸裸にされ、淘汰(とうた)される時代になったのです。
実際にぼくの身近でも社内外問わず、仕事をしない人が降格したり、リストラにあったりというのを何度も見ています。
しかし、ここはひとつ“厳しめの主張”をさせて下さい。
「せっかくMRになったのに、サボるのはめちゃくちゃもったいない!」ということです。
次の章でくわしく解説します。
MR になったのに楽をするのもったいない話
MRは自由なので、人の目を盗んである程度”楽”が出来ますが、せっかくMRになったのに、楽をすることはもったいないことです。
(たくさん”失敗”して、”苦労”したした方がいい、というのが筆者の主張です。)
理由は2つあります。
MRは楽をしないほうが良い理由
- 理由①:成長できるから
- 理由②:給料が上がるから
理由①:成長できるから
MRの仕事に没頭すると、“超絶成長”できます。
それは「スキル面」「知識面」「人間性」いずれも
「具体的にどんな成長ができるの?」と興味を持っていただいた方は、【朗報あり】MRはしんどいけど、超絶成長できる仕事【見返りは大きい】をご覧ください。
「MRになって成長できること」について実体験ベースで記事にしています。
理由②:給料が上がるから
MRの世界は、“完全成果主義”です。
一生懸命仕事をすることで、当然成果も上がってくるので、その結果、”昇格”や”昇給”のチャンスも訪れます。
ぼくも最初の3年間は本当に仕事がしんどかったですが、がむしゃらにMRに没頭することで、気づけば少し昇格することも出来ました。
「MRの稼ぎ」に関しては、【とにかく稼ぎたいあなたへ】MRは圧倒的に稼げる仕事です【夢がある】をご覧ください。
※「年収の高い製薬会社はどこ?」と思われた方は、【どこが高い?】製薬会社MR年収ランキング「高年収MR5つの要素とは?」もご覧ください。
MRになったらサボるのはもったいない。成長出来るし、給料も上がるため。
MRが出来るだけ楽をしながら成果を出すコツを解説
最後に、「出来るだけ”楽”をしながら成果を出すコツ」についても紹介します。
そのコツは、
誰よりもたくさんチャレンジすること
です。
「えっ!?結局、”楽”できないじゃん…。」
そう思われたかもしれませんが、たくさんチャレンジすることで、経験値が積み上がり、成長速度が早まります。
その結果、早くに1人前のMRになることが出来るので、「力の抜きどころ」がわかるようになります。
実際、ぼくもMRになって十数年ですが、人並み以上の成果を出しながら、
- 休みの日は一切仕事をしない
- 平日も数時間は自分の勉強や副業にあてる
そんなことが出来るようになりました。
これも最初に苦しみながらもたくさんチャレンジをして、成長速度を早めた結果だと考えています。
Q&A
ここからはよくある質問に対するQ&Aについて補足させていただきます。
Q、MRの仕事は”しんどい”ですか?
MRの仕事の「しんどさ」は、会社や担当エリア、上司のタイプによっても異なります。
例えば、大学担当MRや本社のマーケティングなどは、仕事量も多く一般的にハードできついと言われることが多いです。
ぼくも今は大学担当をしていますが、仕事量は多いし、責任も大きいので、正直言うとしんどいです。でも、長く担当して顧客にも顔が出来ると、仕事もやりやすくなり楽になってきます。
そして、この記事でも触れましたが、「MRはしんどいけど、成長できる仕事」でもあります。【朗報あり】MRはしんどいけど、超絶成長できる仕事【見返りは大きい】もぜひご参考ください。
MRになって成長したことを実体験ベースで語っています。
Q、MRの将来性は?
これからMRを目指されている方では、「MRの将来性」に関して不安を抱かれている方も少なくないかと思います。
ここ最近の各社の早期退職を見ていると不安にもなりますよね。
MRの数は今後もどんどん減り続けて、ますます”絶滅危惧種”な職種になっていくと予想されます。
MRの将来性については、【MRは将来性がない?】「減り続ける理由」と「生き残るための4条件」をご覧ください。
しかし、MRは減ってもなくなることはないと考えています。なぜなら、現場の一定数のDrは、MRを必要としてくれているから。【MRはなくなる?】これからも製薬会社MRがなくならない「3つの理由」
そして、コロナ以降のMRはさらに働きやすくなりました。
これまでのムダな仕事が大幅に削られ、働き方改革が進んだのです。なので、世間とはあえて逆説を唱えますが、個人的には、“今こそMRになるのがオススメ”と考えています。【逆説】今こそ製薬会社MRになるべき【ノマドMRが快適すぎる】
Q、MRになるために必要な学歴は?
MRになるために必要な学歴は、基本的に大卒です。
なので、新卒の方も、転職を目指されている方も、大学さえ卒業していればMRになるチャンスはあります。
「文系でも大丈夫?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、結論、大丈夫です。
ぼく自身も文系ですし、MRの6割は文系と言われています。
2017年のデータでは、薬学部14.2%、理系学部25.4%、文系学部60.4%と、文系学部の出身者は6割以上にものぼっています。※キャリアガーデン
MRと学歴については、製薬会社MRは「高学歴」じゃないとなれないの?【一般論と現実論】でくわしく解説しています。合わせてご覧ください。
まとめ:「MRは楽すぎる」は昔のはなし
今回は「MRは楽すぎ?」について解説させていただきました。
結論は、
「昔は楽もできたけど、今はMRも管理される時代で全然楽じゃない。」
とはいえ、
- 給料も高いし
- 休みもめちゃくちゃ多いし
- 何より成長できる仕事です。
なので、ぼくは今後も出来るかぎりMRを続けていきたいと考えています。
「MRを長く続けていくために”大切な10のコツ”」に関しても記事にしていますので、ご興味あれば合わせてどうぞ。
「MRに興味がある!」
「MRになりたい!」
という方は、エージェントに相談するのが近道です。
当サイトでは、未経験からMRを目指す方へ、DODAをオススメしています。
医療系のプロのコンサルタントが無料で相談にのってくれます。
\ 登録5分 /
「MRになるための条件や手順を知りたい!」という方は、【朗報あり】製薬会社のMRになるには?必要な条件や手順を徹底解説!もご参考ください。
最後に宣伝です。
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